プランクトン図鑑

プランクトン図鑑
2020年11月23日

身近な微生物・プランクトンの種類・図鑑

 

名前【見かける頻度(★が少ないほど珍しい)】 特徴・生息場所・見つけ方
かわいいクマムシ
クマムシ
コンクリートの壁のコケのクマムシ
クマムシ

クマムシ

★★★★★

【分類】動物界/脱皮動物上門/汎節足動物/緩歩動物門
【サイズ】体長0.05mm〜1.7mm
【分布】全国のコケ、樹皮、磯
乾眠状態なら宇宙空間にさらされても、高温、低温でも死なないため、不死身と言われる。

足下のコケ、公園の樹皮、磯などありふれた環境、どこにでもいる。しかし小さいため、顕微鏡がなければ姿を見ることができない。

街、磯場、高山、深海底泥、温泉など、陸・海を問わず地球上のあらゆる環境に生息する。

エサも多様で、ワムシ、クロレラ、有機質を多く含む液体、植物の体液など。

クマムシの見つけ方

クマムシは不死身

クマムシが死ぬ時

ミジンコ
ミジンコ

ミジンコ

★★★★★

【分類】節足動物門/鰓脚綱/ミジンコ目
【サイズ】0.5~2mm
【分布】全国
池や田んぼ、小川にいる。一般的に知られるミジンコはミジンコ科だが、それ以外にもタマミジンコ科やマルミジンコ科などがいる。
タマミジンコの横姿
タマミジンコ

タマミジンコ

★★★★★

【分類】節足動物門/鰓脚綱/ミジンコ目
【サイズ】0.6〜0.8mm
【分布】全国
池や田んぼ、小川にいる。

腕の太さが目立つ。お尻には2本の毛が生えている。

マルミジンコ
マルミジンコ

マルミジンコ

★★★★★

【分類】節足動物門/鰓脚綱/ミジンコ目
【サイズ】0.5mm前後
【分布】全国
池や田んぼ、小川にいる。大きさは0.5mm前後。丸くてかわいい。
ケンミジンコ
ケンミジンコ
ケンミジンコの子供(ノープリウス幼生)
ケンミジンコの子供(ノープリウス幼生)

ケンミジンコ

★★★★★

【分類】カイアシ類/キクロプス目
【サイズ】1~1.7mm
【分布】全国
池や田んぼ、小川にいる。ケンミジンコの仲間には、❶ケンミジンコ、❷ソコミジンコ、❸ヒゲナガケンミジンコがいる。

卵から孵化すると親とかけ離れた姿をしているのが特徴(ノープリウス幼生)

ソコミジンコの写真
ソコミジンコ

ソコミジンコ

★★★★★

【分類】/カイアシ類/ソコミジンコ目
【サイズ】0.5〜1mm
【分布】全国
池や小川の泥の表面や砂底に分布する。川底の水をすくって容器に入れ、じっと目を凝らせば見つけることもできる。
ミドリムシ
ミドリムシ

ミドリムシ

★★★☆☆

【分類】/ユーグレナ目(ミドリムシ目)/ミドリムシ属
【サイズ】0.02〜0.3mm
【分布】全国
全国の栄養豊富な池や下水の底泥に住む。動物プランクトンと植物プランクトンの両方の性質を併せ持つ。
ミドリゾウリムシ
ミドリゾウリムシ

ミドリゾウリムシ

★★★★★

【分類】/繊毛虫門/ゾウリムシ目/ゾウリムシ属
【サイズ】0.1mm
【分布】全国
全国の池、水田、沼、河川などの淡水場所に生息。ゾウリムシの仲間で細胞内にクロレラ(300~700個)を共生させて、栄養を受け取る。
アメーバの写真
アメーバの写真(ミドリアメーバ)

アメーバ

★★★★★

【分類】原生生物/アメーバ目
【サイズ】0.01〜0.1mm
【分布】全国
アメーバは分裂を繰り返し、有性生殖や接合を行わなくても、いつまでも生きながらえることができ、細胞は真新しいまま。ある意味で、不老不死を叶えた生物。
アナベナ マクロスポーラ
藍藻のアナベナ属(アナベナ マクロスポーラ)

藍藻(アナベナ属)

★★★★☆

【分類】/藍色綱/ネンジュモ目/ネンジュモ科/アナベナ属
【サイズ】0.005〜0.01mm
【分布】全国
夏場に湖面が青くなる現象「アオコ」を引き起こす。

アナベナ属の中にはアナトキシンなど、コカインと小僧が似た神経毒を生成するものがいる。

休眠胞子(アキネート)、栄養細胞(トリコーム)、異質細胞(ヘテロシスト)を持つ。

アオミドロ
接合前後と見られるアオミドロ

アオミドロ

★★★★★

【分類】/ホシミドロ目/ホシミドロ科/アオミドロ属
【サイズ】0.015〜0.05mm(直径)
【分布】全国
アオミドロは淡水に生息する藻類。田んぼや池、湖などにごく一般的に分布。
ミカヅキモ
ミカヅキモのピレノイド

ミカヅキモ

★★★★☆

【分類】/ホシミドロ目(またはチリモ目)/ミカヅキモ科/ミカヅキモ属
【サイズ】0.1〜1mm
【分布】全国
池や水田、湖などにいる。三日月の形をしていないミカヅキモも多い(弓形、まっすぐタイプ、円筒など)。
イカダモ
イカダモ

イカダモ

★★★☆☆

【分類】ヨコワミドロ目/イカダモ科/イカダモ属(セネデスムス属) またはデスモデスムス属
【サイズ】0.01〜0.05mm(長さ)
【分布】全国
池、湖、田んぼなど身近にいるが、見かけることは少ない。
クンショウモ
クンショウモ

クンショウモ

★★★★☆

【分類】/ヨコワミドロ目/アミミドロ科/クンショウモ属
【サイズ】0.01〜0.2mm
【分布】全国
湖や水田、池に分布する。
勲章(くんしょう)のような形をしている。雪の結晶にも例えられる。大きいため、スライドガラスの上に乗れば、顕微鏡の低倍率でもすぐに気がつく。
死んで殻だけになったクチビルケイソウ
クチビルケイソウ

クチビルケイソウ

★★★★★

【分類】真核生物/珪藻綱
【大きさ】0.01〜0.25mm
川の底泥などにたくさんいる。ゆっくり移動する。背中側にピレノイドがある。
エスガタケイソウ
エスガタケイソウ

エスガタケイソウ

★★★★★

【分類】真核生物/珪藻綱/フナガタケイソウ目
【大きさ】直径0.05〜0.25mm程度
沼や池、小川の底泥によく見られる。細長いタイプのミカヅキモによく似ているが、本属は褐色葉緑体であることから区別できる。別名、エスジケイソウ?
タルケイソウ
タルケイソウ

タルケイソウ

★★★★★

【分類】真核生物/珪藻綱
【大きさ】直径0.01〜0.08mm程度
ドブや小川、沼の水をすくって顕微鏡観察すればよく見られる。中に見える褐色の平たい物質は葉緑体。
コバンケイソウ
コバンケイソウ

コバンケイソウ

★★★★★

【分類】真核生物/珪藻綱
【大きさ】0.01〜0.5mm
池や小川の川底の砂によくいる。小判の形をしているため、コバンケイソウという名前がついた。
ホカツキケイソウ
コバンケイソウに付くホカツキケイソウ

ホカツキケイソウ

★★★☆☆

【分類】真核生物/珪藻綱
【大きさ】0.01〜0.025mm
池や小川の川底にいて、他の大型の珪藻に付着している。まるでコバンザメのよう。

写真の大きな珪藻はコバンケイソウで、その周りに付いているのがホカツキケイソウ。

ツリガネムシ
ツリガネムシ

ツリガネムシ

★★★★★

【分類】繊毛虫門/ツリガネムシ科/ツリガネムシ属
【大きさ】0.03〜0.15mm
水田や池、湖、止水などの淡水域にいる。下水処理場で良好な排水処理状態を知る目印となっている。細菌を食べる。
バクテリオファージ(ウイルス)
細菌に感染するウイルス
ソコミジンコの写真
ウイルス

ウイルス・バクテリオファージ

【分類】ウイルス
【サイズ】0.00001〜0.002mm
【分布】全国
生物・無生物の定義に当てはまらないウイルスではあるが、動物細胞を宿主とする動物ウイルス、植物細胞を宿主とする植物ウイルス、細菌(バクテリア)を宿主とする細菌ウイルス(いわゆるバクテリオファージ)に分類される。とくにバクテリオファージは身近。土1g中に100億匹以上のウイルスが含まれる(主に細菌を宿主とするバクテリオファージ)が、その機能や生態の多くはまだ謎。