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ヘリグロアオカミキリは日本に生息する珍しいカミキリムシ。通称サペルの一種。サペルで唯一針葉樹を食べる。めったに見かけることはない。
発見日記(2025年7月 山梨県 南アルプス)
山梨のピドニアを制覇するために昔から通っている山梨県西部の山に行ってみた。
ショウマやイワガラミに多くのピドニアが集まっているが、初見のピドニアは見当たらない。そんな中、針葉樹と広葉樹からなる大きな土場を見つけた。針葉樹の木の香りがまだ強く残る、比較的新しい土場である。
安全な位置からその土場を眺めていると、シラフヒゲナガカミキリとヒゲナガモモブトカミキリの飛来を確認。その後もしばらくその場で眺めていると、近くのカラマツの伐採木にシロトラカミキリのようなカミキリムシがいるのを見つけた。目を凝らして見ると、そのカミキリムシが本種に化けた。
ヘリグロアオを探しに昔から大菩薩や富士山麓をよく訪れたが、結局見つけることはできなかった。それが昔から通っている身近な山域で見つかるとは、まさに灯台下暗し。遠くまで足を伸ばして探し回った日々が懐かしい。無駄だったかと言えば、そんなことはない、、、と思いたい。何かを望み続ける以上、その日々が無駄ということはない、、と思いたいな。
ヘリグロアオカミキリの情報

学名 | Nupserha sericans | ||
分類 | カミキリムシ科/フトカミキリ亜科/トホシカミキリ族(Saperdini、俗称「サペル」)/トホシカミキリ属 | ||
大きさ | 9〜12mm前後 | ||
分布 | 本州 | ||
特徴、生態 | 亜高山帯に分布する。 上翅や前胸の毛が黄色ではなく、緑色や黒色になる個体もいるという。地域差だろうか。 カラマツ、アカマツ、モミ、ツガ、コメツガなど針葉樹の倒木や伐採現場の土場に集まる。カンバ類の葉にも来る。 サペルと呼ばれる。トホシカミキリ族の英名であるSaperdiniからとっている。 サペルは夕方によく飛ぶ種が多いが、本州もそのようである。 |








