ツリガネムシの分類
真核生物/繊毛虫門/貧膜口綱/ツリガネムシ目/ツリガネムシ科/ツリガネムシ属
ツリガネムシの分布・生息場所
水田や池、湖、止水などの淡水域に広く生息する。比較的酸素と養分に富んだ場所を好み、枯れ葉や水草にたくさんくっついている。場合によっては、ミジンコやケンミジンコに群で生えたり、金魚で増えて病気にさせることもある。
また、汚水処理場では排水処理がうまくいっているときに増殖するので、良好な活性汚泥の状態を知る目印となっている。
ツリガネムシの生態・特徴
多くのツリガネムシの種がいる。
繊毛列という器官を動かして水流を作り、エサ(細菌、バクテリア)を取り込む。
繊毛列の運動は、筋肉などATPを使った運動とは根本的に異なり、ATPは一切使わない。これは、精子や鞭毛虫、ゾウリムシなどが泳ぐ時に鞭毛や繊毛を回転させる動きと同じであるが、「チュブリン」と「ダイニン」というタンパク質と細胞内のカルシウムイオンの濃度変化が関与するという。
ツリガネムシの写真