タマムシ図鑑

タマムシ図鑑
2020年8月24日

ヤマトタマムシが有名なタマムシ科ですが、実は日本には体長1cm以下の小さなタマムシもたくさんいます。小さくても見事な金属光沢を持つ種が多いのもタマムシ科の魅力。なかには金髪の毛が生えているタマムシも!

日本のタマムシ図鑑・タマムシ科の種類

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名前
【珍しさ(★が少ないほど珍しい)】
特徴・生息場所・
見つけ方

ヤマトタマムシ
【★★★★☆】

タマムシ(ヤマトタマムシ)
タマムシ(ヤマトタマムシ)
分類:コウチュウ目/タマムシ科/ルリタマムシ属
大きさ:30〜40mm
見かける場所:土場、市街地、朽ち木周辺、自然の残る里山周辺。
【分布】北海道、本州、四国、九州

タマムシの金属光沢は死んでも失われないため飛鳥時代から工芸品の装飾に。

低山〜平地まで広く分布し、ケヤキやエノキなどの周りをキラキラと飛ぶ。

クロホシタマムシ
【★★☆☆☆】

クロホシタマムシ
クロホシタマムシ
分類:コウチュウ目/タマムシ科/クロホシタマムシ属
大きさ:6〜13mm
見かける場所:栗や楢(なら)木や土場近く。
分布:本州、四国、九州

まるで熱帯にいる昆虫のように色鮮やかな色の虫。本州から九州にかけて普通に生息する。

ヒメヒラタタマムシ
【★★★☆☆】

ヒメヒラタタマムシ♂
ヒメヒラタタマムシ♂
分類:コウチュウ目/タマムシ科/ヒメヒラタタマムシ属
大きさ:4〜6mm
見かける場所:アカマツ、栗、雑草の花など。
分布:本州、四国、九州

微少なタマムシだが、マクロレンズや顕微鏡で覗けばその深い翠(みどり)の発色に息を呑む。オスは緑色の金属光沢、メスは褐色の金属光沢と部分的な緑色金属光沢を有する。

シロオビナカボソタマムシ
【★★★★☆】

シロオビナカボソタマムシ
シロオビナカボソタマムシ
分類:コウチュウ目/タマムシ科/ナカボソタマムシ属
大きさ:5〜9mm
見かける場所:キイチゴ類、雑木林
分布:北海道・本州・四国・九州

まるで仏像の金銅色のように、上翅が輝き、太陽の当たり具合によっては紫色も放つ。名前に「ナカボソ」とあるように上翅の中間が細くくびれる。

ムツボシタマムシ
【★★★★☆】

ムツボシタマムシ
ムツボシタマムシ(山梨県韮崎市)
分類:コウチュウ目/タマムシ科/ムツボシタマムシ属
大きさ:7〜12mm
見かける場所:栗、ウメ、カシ、ソメイヨシノなど
分布:北海道、本州、四国、九州

5-8月に見かける。一見ヨツボシ(四つ星)に見えるが、胸側に目立たずもう1対ある。ムツボシ部分は紫や赤銅色や緑色に変わる金属光沢があり、まるで強く押印されたように少し凹んでいる。

ウバタマムシ
【★★★★☆】

ウバタマムシ
ウバタマムシ
分類:コウチュウ目/タマムシ科/ウバタマムシ属
大きさ:25〜45mm
見かける場所:アカマツの森、土場など
分布:北海道〜沖縄

大きめのタマムシ。
背中の複雑な起伏が重厚感を漂わせる。うっすらと黄色い斑紋も見られ、これが光の加減で消えたり現れたりするから不思議である。その斑の配置は、大きさこそ違うが、ムツボシタマムシを想起させる。

クロタマムシ
【★★☆☆☆】

クロタマムシ
分類:コウチュウ目/タマムシ科/クロタマムシ属
大きさ:11〜22mm
見かける場所:マツの多い森、標高の高いモミの森など
分布:北海道〜沖縄

中型のタマムシ。
名前の通り、一見黒いタマムシだが、よく見ると赤色や緑色、紫色の金属光沢がわずかに認められる。新築の家の室内の柱や梁から数年後にクロタマムシの成虫が出てくることがあり、家具や建材の害虫として知られる。

クロマダラタマムシ
【★★☆☆☆】

クロマダラタマムシ
分類:コウチュウ目/タマムシ科/マダラタマムシ属
大きさ:17〜28mm
見かける場所:エノキの枯れ木や土場のある森や河川敷など
分布:関東以西〜九州

中型のタマムシ。
青い金属光沢の下地にマダラ状の白い斑点が見られる。

クズノチビタマムシ
【★★★★☆】

クズノチビタマムシ
クズノチビタマムシ

分類:コウチュウ目/タマムシ科/チビタマムシ属
大きさ:3〜4mm
分布:北海道・本州・四国・九州
見かける時期:春から秋にかけて

小型のタマムシ(玉虫)。実は日本には体長5mmにも満たない小さなタマムシもたくさんいる。そして、やはり小さくても綺麗な金属光沢を持つものも多い。クズノチビタマムシの背中は暗い銅色の金属光沢。頭は金髪の毛が生えている。幼虫・成虫ともクズの葉を食べて育つ。裏返すと死んだふりをするが、小さな脚先がピクピク動いててかわいい(左の動画)。