山地に生息し、カミキリムシファンの間ではその学名(種名)からとって「ピニボラ」の愛称で親しまれる。
上翅に白色ないし黄褐色のV字紋があるので、同定しやすい。ガマズミやカエデに訪花する。
グラフィラ(ツヤケシヒゲナガコバネカミキリ、コジマヒゲナガコバネカミキリ、クロツヤヒゲナガコバネカミキリ、コジマヒゲナガコバネカミキリなど)と小さな上翅の姿は似るが、V字の紋で区別は容易である。
分類
カミキリムシ科/カミキリ亜科
学名
Molorchus pinivorus
大きさ
体長6〜14mm
分布
本州(中部地方)
寄生植物
マツ類(アカマツ、カラマツなど)やモミ類の枯死木や土場に産卵し、幼虫はこの中で育つ。