ゴミムシの足の先がなにやら二股に分かれてると思って電子顕微鏡で観察したら、こんな構造してた!
ゴミムシって、捕まえてプラスティック容器にいれると、壁を全然登らない。というか、登れない。つるつる滑ってしまうから。よく見ると、水平に歩くことさえ、ままならない。
そりゃ、手足の先がハサミなら、そうなるはずだ。シザーハンズだ。
もともと、徘徊性のゴミムシは、土の地面を歩くから、この形が一番良かったということかな。
一方のテントウムシやタマムシは、プラスティック容器をすらすら登る。その生態ゆえ、葉っぱや木をすらすら登ることを余儀なくされてきた。中にはツバキの葉っぱみたいにつるつるしているところもたくさんある。それで、例の剛毛によるファンデルワールス力によって接着するようになったのかな。
山梨県立科学館には電子顕微鏡があるので、イベントの時に自分で操作できて楽しい!