鏡のような光沢を持つ上翅の縦スジ。そのスジの間はビーズが集合したかのような点刻。
オオセンチコガネと同じく上翅の色の体色変異が多い。すなわち、緑色、銅赤色、赤褐色、暗紫色などの個体が見られる。また、似ているがスジコガネではない種も多く、同定が難しい。
オオスジコガネ(大きさ15〜20mm)とよく似るが、スジの間の光沢が見られないスジコガネに対し、オオスジコガネはスジの間も光沢があるので見分けられる。なお、オオスジコガネも上翅の色に変異が見られる。
学名
Mimela testaceipes
分類
コガネムシ科/スジコガネ亜科
大きさ
体長14~19mm
分布
北海道、本州、四国、九州
特徴、生態
杉、ヒノキ、カラマツ、アカマツなど針葉樹の葉を食べる(成虫)。幼虫はその根を食べる。
スジコガネはスギ林、ヒノキ林の害虫とされることがある。成虫が葉を食害するためである。場合によっては枯死することも報告されている。