学名 | Aeshna juncea juncea | ||
分類 | トンボ目/ヤンマ科/ルリボシヤンマ属 | ||
大きさ | 体長75〜85mm程度 | ||
分布 | 北海道、本州、四国 | ||
特徴、生態 | ルリボシと聞くとルリボシカミキリを連想するが、それに負けない美しいトンボである。 ルリボシヤンマは鮮やかな緑色と明るい青色が混ざった模様(斑紋)を持つトンボ。斑紋のほとんどが青くなる個体もまれにいる。 オオルリボシヤンマに似るが、本種はオオルリボシヤンマ(全長76〜94mm)よりも少し小さい。胸部や腹部の体側の模様の形が異なる(くわしくは以下)。 山沿い、森林の湿地や池、山地に分布し、オニヤンマのように定期的なパトロールを行う。 また、カトリヤンマなどヤンマ系のトンボらしく、夕方に元気に飛ぶ黄昏活動性(たそがれかつどうせい)を示す(▶カトリヤンマ〜黄昏活動性(たそがれかつどうせい)。里山の減少とともに数を減らすトンボ)。 |
もくじ
ルリボシヤンマは自治体によっては絶滅危惧種に指定されている
ルリボシヤンマは関西地方の複数の自治体で絶滅危惧Ⅱ種に指定されており、個体数が少ない。
ルリボシヤンマとオオルリボシヤンマの違い
こちらにも詳しく書いています▼
区別ポイント①:腹部の模様が二重になっていればオオルリボシヤンマ
ルリボシヤンマ:腹部(長い尻尾の部分)に緑色の斑が点在
オオルリボシヤンマ:腹部(長い尻尾の部分)に青い斑が節をまたいで「二重」に見える
*Alpsdake, CC BY-SA 4.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0, via Wikimedia Commons
区別ポイント②:胸部の模様がまっすぐスッキリならルリボシヤンマ
ルリボシヤンマ:胸部の斜めに走る緑(ないし青)の紋が『まっすぐスッキリ』
オオルリボシヤンマ:胸部の斜めに走る緑(ないし青)の紋がくねくねしていたりギザギザしていて、すっきりしていない。
**Alpsdake, CC BY-SA 4.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0, via Wikimedia Commons