オオセンチコガネはサルやイノシシなどの野生動物の糞や腐肉に集まり、これを餌にする。
そんな生態とは裏腹に、その姿は美しい。個体によって青や緑、赤、紫の金属光沢を放ち、どの色であろうとウイスキーボトルのような深みのある光沢となるのが特徴。
全国的に赤色、紫色の個体が多く、山梨県でも同様。関西地方(三重県、奈良県など)では青色個体が生息し、京都府や滋賀県では緑色の個体がいるという。
成虫の体長は16〜22mm。
クヌギの樹液や腐敗したキノコにも集まる。
オオセンチコガネとセンチコガネの見分け方
センチコガネとオオセンチコガネの見分け方は「頭楯(とうじゅん)」の形。頭楯とは口の上に突き出た板状の器官。
これが、三角形に尖っていたらオオセンチコガネ。半円形ならセンチコガネ。