カナヘビ(ニホンカナヘビ)

カナヘビ(ニホンカナヘビ)
2021年3月23日

カナヘビの分類

カナヘビ科/カナヘビ属

カナヘビの分布

北海道〜九州

カナヘビは日本固有種

カナヘビは日本固有種です。

なぜトカゲなのに「ヘビ」の名が?

昔はトカゲのことをヘビと呼ぶことがあったから、カナヘビの尻尾が長くヘビのようだったから、など言われています。

カナヘビの「カナ」とは?

カナブン、オガネムシなど、金属光沢を帯びる生き物に「カナ」と名づけられることがあります。カナヘビは金属光沢こそないものの、体色(お腹)は黄金色のため、「金(かな)」の字をいただいたようです。

カナヘビの特徴・生態

日本に広く分布し、山、平野、公園、民家の庭などでよくみられます。虫や蜘蛛をエサとします。

夏の暑い日は草かげや石の下で休んでいることが多く、朝や夕方に行動することが多いようです。

冬は日当たりのいい土の中で冬眠します。

モズのはやにえになっていることがあります。

里山などで、鳥や小型の哺乳類、ヘビなどのエサとなります。

尻尾が切れても大丈夫⁉

蜥蜴の尻尾切り(とかげのしっぽぎり)とは、不祥事や形勢不利の事態が起こったときに、下っ端、部下などにその責任をかぶせて、上の者が責任逃れすることですが、このことわざはトカゲの尻尾がすぐに切れることからきています。

カナヘビ
尻尾が切れたカナヘビ(acphotoより)

トカゲは天敵などに襲われたとき、自分の尻尾を切り離して、それがくねくねと動くことで相手の目を引き、その間に逃げる習性があります。

尻尾は天敵や人の指で引っ張られて切れているわけではなく、自分から切っています。

トカゲの尾の椎骨にはところどころに、すぐに切れやすいように自切面(じせつめん)という切れ目が入っていて、筋肉をつかって自分から容易に切り離すことができます。

切れた尻尾はまた生えてきます。

カナヘビとニホントカゲとの違い

カナヘビが地味な茶色(黄金色)であるのに対し、ニホントカゲは青色の光沢があるため容易に区別できます。

ちなみに、明治時代ないしその前は、カナヘビとはニホントカゲを指していたようです。明治時代に生物の正式和名を決める際に、当時カナヘビと呼んでいた尻尾の青いトカゲが日本固有種であったため「ニホントカゲ」に命名したといいます。ただし、カナヘビも日本固有種です。

地域によっては今も、ニホントカゲをカナヘビと呼ぶ地域もあるようです。

ニホントカゲ
ニホントカゲ

カナヘビの交尾

カナヘビの交尾は独特です。オスとメスが絡み合うようにして交尾を行います。その間、人が近づいてもあまり逃げることはありません。

カナヘビの交尾

カナヘビの卵

カナヘビは小さな卵を土の中に産み、とくに世話はせず、一ヶ月を過ぎた頃、孵化する。孵化したトカゲの子どもは可愛いので、飼育してカナヘビの卵の孵化を愉しむ人もいる。

カナヘビの卵(acphotoより)

カナヘビの写真