※本種は山梨県北杜市で見つかった。ギョウトクコミズギワゴミムシは河口域の地面が生息地であるため、本種は同定できていないが、ギョウトクコミズギワゴミムシとよく似ているので、「?」つきで写真を掲載する。ここでは、一般的なギョウトクコミズギワゴミムシの解説を行う。
もくじ
ギョウトクコミズギワゴミムシの解説
体長2mm程度の微少なゴミムシ。コミズギワゴミムシの一種。
ヨツボシミズギワゴミムシと質感が似ているが、本種の方がより繊細な感じがする。
ギョウトクコミズギワゴミムシの体の特徴
透き通ったあめ色をしていて、明るい褐色でひいたような模様がある。
その模様はフタホシやヨツボシと表現できるものではなく、複雑なグラデーションと水彩画のような繊細さで浮き上がる模様である。
指の腹や爪を押すと不均一な模様が現れるが、それにも似ている。
ギョウトクコミズギワゴミムシの生息地
海沿いの河口域の砂地や干潟に生息するとされ、塩湿地を好む。
千葉県南部の行徳の河口ちかくで見つかったのが名前の由来。
宮城県名取川河口付近からも見つかっている。
ギョウトクコミズギワゴミムシは絶滅危惧種
ギョウトクコミズギワゴミムシは絶滅危惧種である。
東京都や千葉県では絶滅危惧Ⅰ種に指定。環境省レッドデータブックでは、カテゴリ「絶滅危惧Ⅱ類(VU)」に位置づけられている。VUの説明は以下。
ギョウトクコミズギワゴミムシの分類
コウチュウ目/オサムシ科/チビゴミムシ亜科?
ギョウトクコミズギワゴミムシの大きさ
2mm前後
ギョウトクコミズギワゴミムシの分布
本州?(東京、千葉、宮城など)