ラキュのピースのような形をした赤い模様が特徴のアトキリゴミムシ。
山梨県穂坂町にて側溝に溜まった落ち葉をかき分けていたら発見。すばやく動き、一度写真を取り損ねたが、別の場所をかき分けると別個体がいたので無事撮影できた。
ダイミョウアトキリゴミムシの写真
ダイミョウアトキリゴミムシの特徴、生態
側溝内の落ち葉の中や砂地など乾燥地を好む徘徊性のゴミムシ。
頭部と前胸背はやや金属光沢を感じる暗緑色(黒みがかった緑色)。全体的に毛深いため、金属光沢の感じ方が薄まるのかもしれない。
前胸背板や頭部に目立つ点刻あり。
上翅前方には橙赤色で、ラキュのピースのように後方の暗緑色部分と会合する。
分類
コウチュウ目/オサムシ科
分布
北海道〜九州
北海道は個体数が多い。
大きさ
8〜9mm
各県で絶滅危惧種に指定
環境省のレッドデータブックにこそ載っていないものの、各県で絶滅危惧種に指定されている。
たとえば、和歌山県、三重県で、絶滅危惧Ⅱ類、長野県、奈良県で準絶滅危惧種。
アトキリゴミムシとは?
アトキリゴミムシは樹上や水辺、草地、森林に生息する比較的小型のゴミムシ。
生態や食性は十分に明らかにされていない種が多い。
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