チャイロスズメバチの分類
スズメバチ科/スズメバチ亜科
チャイロスズメバチの見かける頻度
★☆☆☆☆
チャイロスズメバチの大きさ
17〜21mm(働きバチ)
チャイロスズメバチの分布
北海道〜本州
見かける時期
6〜10月
チャイロスズメバチの特徴、生態
お尻が黒褐色なので、初めて見てもすぐに判別できる。
チャイロスズメバチは珍しいスズメバチであり、見かけることはまれ。里山のクヌギなどにやってくることが多い。
モンスズメバチやキイロスズメバチの巣を襲い、中にいる女王バチを殺して巣を乗っ取る。働き蜂は殺さずに労働力として活かす。チャイロスズメバチは自分の子も次々産むため、ゆくゆくは一つの巣にキイロスズメバチとチャイロスズメバチが協力して暮らす状態となる。しかし、キイロスズメバチは早々に死に絶え、いずれ巣はチャイロスズメバチの個体で入れ替わる。
これを「一時的社会寄生」と呼ばれる進化上の巧妙な戦略である。一時的社会寄生はトゲアリなどでも知られる。↓