テントウムシの飼い方
テントウムシはいろんな種類がいて奥が深いので、テントウムシ探しにハマる親子も結構います。よく見かけるテントウムシから、滅多に見かけないてんとう虫まで、日本のテントウの名前、生態、生息場所は下で解説しています。
ここでは、そんなテントウを捕まえたらどう飼育するか、お手軽な方法を解説します。
飼育カゴ
①虫かご(透明プラスティック式。網タイプでないもの。小さめがおすすめ)と、キッチンのゴミ取りネット(網ネットタイプでも不織布(ふしょくふ)タイプでもいい)を用意します。
![テントウムシの飼い方、捕まえ方4](https://smallzoo.net/wp-content/uploads/tentoumushi-kaikata2-350x262.jpg)
![テントウムシの飼い方、捕まえ方2](https://smallzoo.net/wp-content/uploads/tentoumushi-kaikata3-350x263.jpg)
②採ったテントウムシを虫かごにいれます。次に、アブラムシがたくさんついた草をどこかから(ヒントは下にあります)見つけて、草ごと入れます(よって、夏にしかできない飼育法となります)。
![テントウムシの飼い方、捕まえ方2](https://smallzoo.net/wp-content/uploads/tentoumushi-kaikata3-350x263.jpg)
③最後にゴミ取りネットを虫かごの口にかぶせた状態でフタをします。これでアブラムシも小型のテントウも虫かごから逃げ出すことなく飼育できます。
![テントウムシの飼い方、捕まえ方](https://smallzoo.net/wp-content/uploads/tentoumushi-kaikata5-350x263.jpg)
![テントウムシの飼い方、捕まえ方7](https://smallzoo.net/wp-content/uploads/tentoumushi-kaikata-350x263.jpg)
エサのアブラムシの探し方
エサはアブラムシか砂糖水(砂糖水や市販のシロップをティッシュに染み込ませたもの)を与えます。
大きさにもよりますが、テントウムシは1日20匹前後のアブラムシを食べるそうなので、アブラムシが集団で付いている草を入れてあげれば数日エサがもちます。ここでさきほどのゴミ取りネットが役立ちます。これがないと、虫かごのフタの網のすきまからアブラムシが逃げ出してしまい、飼い主の部屋の内とテントウムシのお腹の内が悲しいことになります。
アブラムシは、公園の草地に分け入らなくても、道端や空き地の雑草が生えているところにだいたいいます。ヨモギ、セイダカアワダチソウ、クローバー、ヒメジオン、カラスノエンドウ、バラの新芽、ギシギシ(葉がほうれん草に似た雑草)によくいます。葉の裏や茎に群れでいることが多いです。
![テントウムシの種類とアブラムシ4](https://smallzoo.net/wp-content/uploads/344ea1ef90dedd18ad8c71a9b0e5f061-350x234.jpg)
![アリがいるとアブラムシもいる](https://smallzoo.net/wp-content/uploads/fea2de9573b44084a6be371b092fe8a9-350x233.jpg)
![アリがアブラムシを守っている](https://smallzoo.net/wp-content/uploads/ea02e74d87b6f7d15c62ed4a8e5da195-350x233.jpg)
![種類の違うアブラムシがいる](https://smallzoo.net/wp-content/uploads/e069f46123281f7667eccc5b41f53846-350x233.jpg)
カメノコテントウやハラグロオオテントウの場合、彼らが好むクルミハムシやクワキジラミは用意するのが難しいですが、どこにでもいるアブラムシで代用可能でした。キイロテントウなどの小型のテントウはアブラムシではなく、うどんこ病菌を食べるので、そのような病変のある葉っぱをいれればいいはずですが、これは筆者は試したことはありません。