オナモミとは?オオオナモミとの違い・見分けも〜通称、ひっつき虫、バカ

オナモミとは?オオオナモミとの違い・見分けも〜通称、ひっつき虫、バカ

いわゆる「バカ」「ひっつき虫」「くっつき虫」として知られるキク科オナモミ属の植物。国内では主に4種分布する(オオオナモミ、オナモミ、イガオナモミ、トゲオナモミ)。

その簡単な見分けをご紹介。

オオオナモミ、オナモミ、イガオナモミの違い、見分け方

オオオナモミ、オナモミ、イガオナモミは以下のおり、形状で見分けられる。

出典:「第3回自然環境保全基礎調査植生調査報告書」(環境省生物多様性センター) (当該ページのURL:https://www.biodic.go.jp/reports2/parts/5th/5_96_tebiki/5_96_tebiki_03.pdf)

オナモミ(日本在来種)

種子の大きさは8〜18mm程度とオオオナモミよりも小ぶり。トゲが短く、実が太っていて、ゆるキャラ。

オナモミは在来種(正確には史前帰化植物とされる)。急激にその個体数を減少させ、現在は絶滅危惧(VU)に指定。野生で見られるものの多くはオオオナモミである。とくに西日本では、専門家でも野生のオナモミは見たことがないという。

オオオナモミ(外来種)

種子の大きさは18〜25mm程度とオナモミよりも大ぶり。トゲが長く、身が細い。

大きさは
山梨県韮崎市に自生するオオオナモミ

オオオナモミは外来種。北アメリカ原産で、その強い繁殖力で世界中に広がった。現在は、日本のみならず、ヨーロッパやオセアニア、広くアジアに移入し定着した。

オナモミはオオオナモミによって個体数が減った可能性がある。

オナモミの毒性

オナモミの種子には果苞が2個入っており、ここにカルボキシアトラクティロシドという有毒成分が含まれる。この成分は糖新生を抑制したり、低血糖を惹起するとされ、大量に摂取した牛が死亡する事例も報告されている。

オナモミの効能

オナモミにはリノール酸などの特殊な脂肪油が含まれ、これが動脈硬化の予防に役立つとされる。実際、漢方薬としても古くから利用されてきた。

ただし、前述のとおり、果実や葉に毒性があり、その用量には注意が必要。

オナモミ(俗称、ひっつき虫)がくっつく仕組み〜顕微鏡写真で解説
通称、くっつき虫、またはバカ オナモミのトゲの先端がどうなっているか見れば一目瞭然! この顕微鏡写真を見れば一目瞭然 このかぎ爪が繊維にひっかかるため、くっつく…
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