ニイニイゼミは、体長20〜24mm(成虫)の小型のセミ。
翅は透明でも黒でもなく、透明と黒のまだら模様。このような模様の翅を持つセミは他にいないため、区別は容易。アブラゼミが最も翅の模様が似ているが、アブラゼミの翅の方がはるかに黒い。
頭部、胸部、翅の部分が少し白い粉を吹いたようになるのもニイニイゼミの特徴。
北海道から沖縄に分布し、田舎では一般的に見られる。都市部でも公園などで見られる。梅雨に入って早い時期に鳴き始める。「ジー、ジー」「チッチッチ」などと鳴く。
ヒグラシとともに鳴いていることも多い。温暖化により東北地方で増えているとされる。