ヒメリンゴカミキリ

ヒメリンゴカミキリ
2024/09/22

上翅の点刻は大きくはっきりと観察できる。翅の側縁やお尻先端が黒みが増すものの、上翅全体は灰がかったオレンジ色をしている。

幼虫はクスノキ科の落葉低木であるクスノキ、アブラチャン、ダンコウバイ、クロモジ、シロモジの枝に入って育つ。それらが生える林や公園などに成虫もやはり見られる。

ダンコウバイの葉

リンゴと種名についてもリンゴは食べない。成虫はダンコウバイなどのクスノキ科の葉を食べる。

ヒメリンゴカミキリやヘリグロリンゴカミキリ、ソボリンゴカミキリとよく似ている。リンゴカミキリの仲間は往々にして同定が難しいが、ヒメリンゴカミキリは13~17mmの大きさである点がまずは見分けのヒントになる。

  1. ヒメリンゴカミキリは大きさが13~17mm
  2. 黒い点刻が大きく目立つ
  3. 上翅側縁の黒色が上翅付け根(肩)までわずかに届くかどうかである
  4. 上翅の中央部でのくびれがある

などが見分けるポイントとなる。

リンゴカミキリの見分け方
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分類

カミキリムシ科/フトカミキリ亜科

見かける頻度

★★☆☆☆

学名

Oberea hebescens

体長

13~17mm

見かける時期

春から夏にかけて見られる(5〜7月ごろ)

分布

本州・四国・九州

写真

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*PhotoACより

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