分類
チョウ目/アゲハチョウ上科/シジミチョウ科/ミドリシジミ亜科/ムラサキシジミ族/ムラサキシジミ属
見かける頻度
★★★★☆
大きさ
30〜40mm
分布
本州・四国・九州・沖縄
特徴・生態
翅の表の中心部分が青紫色で光沢があり、周囲は色褪(あ)せた黒褐色です。平地や低山の水辺や林、涼しいところに現れます。幼虫はコナラ、クヌギ、スダジイ、アラカシなどのブナ科で暮らし、葉などを食べます。成虫で越冬します。
アリとの共生
ムラサキシジミの幼虫とアリの関係は、相利共生として研究対象となっています。幼虫は体から蜜を分泌してアリに与えます。それを食べるアリはムラサキシジミの幼虫を天敵から守ります。最近(2015)、神戸大学の研究で、アリは自ら幼虫を守っているというよりは、ムラサキシジミの蜜がアリの脳内物質ドーパミンを低下させ、アリの行動を変化させているという報告を行いました。