もくじ
分類
昆虫綱/トンボ目/トンボ科/アカネ亜科/アカネ属
見かける頻度
★★★☆☆
マユタテアカネの大きさ
体長30〜43mm
分布
北海道〜九州
見かける時期
6月〜12月
マユタテアカネの特徴・生態
平地〜低山地に生息。水田、用水路、湿地、沼地などに分布。
他のトンボと比べ警戒心は少なく、捕まえやすい。
マユタテアカネの名前の由来
顔に「眉毛を立てたような黒い模様」があるため、マユタテアカネという名前が付いた。
これを眉班(びはん)と呼ぶ。眉班の大きさは小さく薄いもの、濃く大きいものなど個体ごとに様々だが、オス、メスともに眉班が見られるのが特徴。
マユタテアカネのオスとメスの違い
マユタテアカネのメスはノシメトンボの翅とよく似ていて、先端に『べた塗り褐色斑』がある。オスは縁紋(えんもん)があるのみ。
ただし、メスでも翅の先端部に『べた塗り褐色斑』のない個体がいる。
未熟期はオス、メスとも黄褐色の体をしてる。成熟すると、
①オスは、体(腹部)や翅の付け根が真っ赤になる。
②メスは、体が赤くならない(ただし、メスでも腹部が赤くなる個体もいる)
マユタテアカネとノシメトンボの見分け
マユタテアカネのメスとノシメトンボは非常によく似るが、顔の『マユタテ模様』(眉毛を立てたような黒い模様)があればマユタテアカネだと容易に区別できる。
マユタテアカネの『マユタテ模様』 ノシメトンボには眉はない
マユタテアカネとアキアカネの区別
胸部側面の模様、とくに黒帯の入り方で見分ける。アキアカネやナツアカネは黒帯が斜めに入るが、マユタテアカネには目立った黒帯がない。
また、マユタテアカネのオスの尾の先端は上に反っているが、アキアカネやナツアカネは上にそらない。
マユタテアカネ(オス)の写真
マユタテアカネのオス 尾先端が上に反る(マユタテアカネのオス) 大きさはオス全長31〜43 mm マユタテアカネのオス マユタテアカネのオス マユタテアカネのオス マユタテアカネのオス