クジャクチョウの分類
チョウ目/タテハチョウ科/タテハチョウ亜科
クジャクチョウの大きさ
前翅長 26〜32mm
クジャクチョウの特徴
翅に計4つの目玉模様があり、同じく目玉模様のあるクジャクの羽根に似る。この模様は、鳥などの捕食から身を守る効果があると言われている。
世界中に分布するゆえ亜種も多く、アジアを中心に日本にも分布するクジャクチョウは種名にgeisha の名がついた亜種。その翅の優雅な模様が芸者になぞらえられたようである。
めったに見られない場所でクジャクチョウが見られた場合、迷いチョウや天候、強風などで山から下りてきた個体である可能性が高い。
クジャクチョウの分布
本州(滋賀以北、主に山地)、北海道(平地など)。世界には広く分布(ヨーロッパからアジア、ロシアまで)。
クジャクチョウの生態
山地、森林沿いで見られる。山梨県では八ヶ岳の斜面や御坂山地沿いの里山などで見られる。ダイナミックに飛翔しつづけるため、撮影は難しい。花や果実、樹液を吸うが、止まっている時間は長くない。
幼虫の食草はハルニレ、ホップ、イラクサ科の植物など。