山地、亜高山帯に生息するヒメハナカミキリ、いわゆるピドニアの一種。前胸が黒色ないし黄褐色で、上翅は黄褐色と黒色からなる紋。上翅の境目は黒色となり、その黒色紋の幅は広かったり狭かったりと個体差、地域差がある。
幅広い種類の広葉樹をホストとする。
成虫は落葉広葉樹林で見られる。初夏にヤマブキショウマ、ツルアジサイ、イワガラミ、サワフタギなどの花に集まり、花粉を食べる。
学名
Pidonia semiobscura
分類
カミキリムシ科/ハナカミキリ亜科/ヒメハナカミキリ属
大きさ
8〜10mm前後
分布
本州(中部地方の山地、高山)、富士山周辺