もくじ
分類
ハチ目/スズメバチ科/アシナガバチ亜科
大きさ
11〜16mm
見かける頻度
★☆☆☆☆
見かける時期
4〜10月
ヒメホソアシナガバチの分布
北海道を除く日本全土
ヒメホソアシナガバチの特徴・生態
別名、トウヨウホソアシナガバチ。コホソアシナガバチとも呼ばれる。
地域によっては珍しいハチで、群馬県では絶滅危惧種Ⅰ類に指定されている。また、徳島ではヒメホソアシナガバチの巣は数例の発見例しかない。
深山や里山で、長く垂れ下がった巣を木の枝につくり、巣の表面にハチが密集している。ときには民家の戸などにつくることもある。
他のアシナガバチ属の種と同じく、分類は未完全の可能性があり、これまで同種として扱われていた別種と判明することもあるかもしれない。
ヒメホソアシナガバチとムモンホソアシナガバチの区別
本種はムモンホソアシナガバチ(別名ホソアシナガバチ)と似ている。区別は以下。
- ヒメホソアシナガバチの方が全体的に黒みが強く、黄色の模様も鮮やかで濃い。
- ヒメホソアシナガバチの方が小型
- ヒメホソアシナガバチの複眼の間には黒い縦筋があるが、ムモンホソアシナガバチに黒い筋はなく頭部全体が黄色い。
デザインがトモンハナバチに似ている
ヒメホソアシナガバチの背中の紋様は、トモンハナバチのそれに似ている。中間で黄色の紋を分断させるデザインが凝っている。
ヒメホソアシナガバチは刺す?毒性は?
ヒメホソアシナガバチは木や枝の低い位置に巣を作ることが多く、うっかり近づいたり、揺らしたりして、襲われたり刺されたりすることがある。刺された場合、アナフィラキシーショックを発症した場合、命にかかわるケースもあるため、適切に医療機関に相談する。ただし、スズメバチよりは毒性は弱い。