ヒメアカタテハの分類
チョウ目/タテハチョウ科/タテハチョウ族/アカタテハ属/ヒメアカタテハ亜属
見かける頻度
★★★★☆
大きさ
30mm程度(前翅長)
ヒメアカタテハの分布
北海道〜沖縄。南極大陸を除く全ての大陸に分布。
見かける時期
4月〜10月(成虫)
ヒメアカタテハの生態・特徴
水田、あぜ道、畑、道路脇の斜面など比較的日当たりのいい場所でよく見かける。
アカタテハによく似ているが、アカタテハは前翅に黒褐色が強いので区別できる。また、ツマグロヒョウモンにも似るが、大きさで区別できる(ツマグロヒョウモンの方が一回り大きい)。
スミレやパンジー、アザミなどの花に集まる。幼虫の食草はヨモギ、ハハコグサなどのキク科植物。
オスとメスで模様はほぼ同じ。小さな違いで見分ける。
有毒チョウ・カバマダラに擬態しているかも?
カバマダラという体内に毒を有して鳥などに食べられないようにしているチョウがいる。このカバマダラの模様はツマグロヒョウモンのメスにそっくりであるため、ツマグロヒョウモンはカバマダラに擬態して、鳥の捕食を免れているとされる。
一方のヒメアカタテハもやはりカバマダラの模様に似ているため、天敵回避など一定の効果を得ている可能性がある。