ヒゲナガカミキリは個体数の少ないカミキリムシ。
分類
フトカミキリ亜科
分布
北海道、本州、四国、九州
体長
27〜48mm
特徴
オスは10センチと非常に長い触角がある。体色は黒色だが、上翅をよく見れば暗褐色の光沢が部分的に見られる。上翅に明瞭な白帯が見られる個体もいる。
胸部側面の突起と小楯板が白色であるため、同定しやすい。これはオスにもメスにも見られる特徴である。
前足が他の足よりも長く、接地部分には濃く毛が生えている。
生態
個体数は多くない。
山地帯から亜高山帯にかけてのモミ、ウラジロモミ、ツガ、トウヒなど自生する針葉樹林に生息。幼虫はそれらの倒木内で数年かけて成虫となる。
準絶滅危惧種の指定
岐阜県では準絶滅危惧種に指定されている。
ヒゲナガカミキリの写真
写真提供:福島県 金山町地域おこし協力隊