ゲンゴロウの絶滅危惧種をまとめてみたらヤバかった〜2020年環境省レッドリストを基に

ゲンゴロウの絶滅危惧種をまとめてみたらヤバかった〜2020年環境省レッドリストを基に
2020年8月8日

ゲンゴロウ。誰もがその名を知る昆虫でありながら、ほとんどの人が見たことがない虫。昆虫ファンでも、野生のゲンゴロウを見たことがある人は少ないのではないでしょうか。

「ゲンゴロウは減った」とよく聞くが・・・調べてみたらとんでもない状況・・・

ある日、環境省が出しているレッドリストにアクセスし、なんとなく「ゲンゴロウ」と検索してみると、とんでもない状況に。絶滅危惧に直面するゲンゴロウ種のシビアな状況が一目で分かりました。なんと、すでに国内で「絶滅した」と認定されたゲンゴロウもいました。日本オオカミと同じです。

環境省レッドリスト・・・絶滅のおそれのある野生生物を以下のカテゴリーで分類したリスト。詳細版(いわゆるレッドデータブック。生態、分布、繁殖方法、絶滅要因、保全方法などが具体的に記載された本)よりもすばやく絶滅の危機を知らせることができる情報として使われてます。2017年からほぼ毎年改訂されています。

下の表の分類に沿って説明していきます。上に位置するカテゴリーほど、絶滅の可能性が高いということになります。

絶滅危惧種カテゴリー(ランク)の概要
絶滅危惧種カテゴリー(ランク)の概要

 

では、2020年の環境省のレッドリストで、『ゲンゴロウ』と検索した結果をそのまま切り抜いて整理します。

カテゴリー「絶滅(EX)」のゲンゴロウ(=絶滅したゲンゴロウ)

絶滅したゲンゴロウ
絶滅したゲンゴロウ
絶滅したスジゲンゴロウ

(出典:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/9/93/Hydaticus_satoi.jpg)

環境省カテゴリー「絶滅危惧ⅠA類」のゲンゴロウ

環境省カテゴリー「絶滅危惧ⅠB類」のゲンゴロウ

環境省カテゴリー「絶滅危惧Ⅱ類」のゲンゴロウ

絶滅危惧種Ⅱ類(絶滅の可能性が増大している)

環境省カテゴリー「準絶滅危惧」のゲンゴロウ

 

これだけ多くのゲンゴロウが絶滅危惧種として登録されている状況。ゲンゴロウという種は人の近年の活動(農薬や水田整備など)にダイレクトに影響を受ける生態を持っていたということでしょうか。