本州、四国、九州に分布するピドニアの一種。
ピドニアとは、カミキリムシ科/ハナカミキリ亜科/ヒメハナカミキリ属(Pidonia属)に属するカミキリムシで、その「多様性」、「模様の繊細さ」、「同定の難しさ」からカミキリムシ愛好家に人気。
大きさは6~9mm。本種は上翅の淡いビロードのような質感が美しい。ヘラクレスオオカブトの上翅の色と質感を連想させる。
ノリウツギ、ショウマ、シシウド、カエデなどの花に飛んできて花粉や蜜を食べる。低山から1600mm程度の亜高山帯まで標高の広い範囲に生息する。
後肢の脛節先端が黒い点で本種と同定する。