アオオサムシ

アオオサムシ
2020/11/02

大きさは22~33mm、北海道〜本州中部以北に分布。

翅が退化し飛べなくなったために地域の種分化が進んだ。シナノアオオサムシ(信濃亜種)、カントウアオオサムシ(関東平野多摩川以北亜種)、アカオサムシ(房総半島南部亜種)などがいる。

分類

コウチュウ目/オサムシ亜目/オサムシ科

見かける頻度

★★★☆☆

大きさ

22-33mm

見かけ比時期

5〜10月

分布

北海道〜本州(関東・中部より北)

※北海道は発見例がある程度

オサムシと手塚治虫

漫画家、手塚治虫はオサムシにちなんで、名前の最後を「虫」に変えた。1950年頃まで「治虫」を「おさむし」と読ませていた。

アオオサムシの種分化

地域ごとに種分化が進んでおり、同定は難しい。地域や交尾器官で見分ける。昆虫マニアの採集対象として人気。

地域ごとに種分化が進んだ理由は、翅が退化し飛べなくなったため。そのため、遠くへの移動ができなくなったため、亜種などが進化した。

アオオサムシの特徴・生態

体には金属光沢があり、その色味も緑色、赤銅色、青色、金緑色と地域ごとにかなり違う。また、背中に鎖状の筋がある。

地上を歩き回りミミズなどを食べる。カマキリやカミキリムシ、カタツムリ、蛾、甲虫なども食べる。

平地から山地、雑木林の地面や落ち葉の隙間にいて、日中は落ち葉や朽ち木の下にいて、夜になると地上を歩き出す。

アオオサムシ種群に属すオサムシ

アオオサムシ、ミカワオサムシ、シズオカオサムシ、カケガワオサムシ、テンリュウオサムシ。

シズオカオサムシ・・・静岡全体に分布(伊豆半島も)。

カケガワオサムシ・・・シズオカオサムシの西部に分布

ミカワオサムシ・・・シズオカオサムシとカケガワオサムシの分布域の西部に分布

テンリュウオサムシ・・・ミカワオサムシの分布域の北部に分布

アオオサムシの亜種

シナノアオオサムシ、カントウアオオサムシ、アカオサムシがいる。

・シナノアオオサムシ・・・信濃亜種(アオオサムシの亜種)

・カントウアオオサムシ・・・関東平野多摩川以北亜種(アオオサムシの亜種)

・アカオサムシ・・・房総半島南部亜種(アオオサムシの亜種)

アオオサムシの写真

アオオサムシ(山梨県北部)
アオオサムシ(山梨県北部)
アオオサムシ(山梨県北部)
アオオサムシ(山梨県北部)
アオオサムシ(山梨県北部)
アオオサムシ(山梨県北部)
アオオサムシ(山梨県北部)
アオオサムシ(山梨県北部)

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スモールズー

スモールズー

中部地方・関東地方を中心に虫や鳥、魚の写真を撮っています。