大きさは22~33mm、北海道〜本州中部以北に分布。
翅が退化し飛べなくなったために地域の種分化が進んだ。シナノアオオサムシ(信濃亜種)、カントウアオオサムシ(関東平野多摩川以北亜種)、アカオサムシ(房総半島南部亜種)などがいる。
分類
コウチュウ目/オサムシ亜目/オサムシ科
見かける頻度
★★★☆☆
大きさ
22-33mm
見かけ比時期
5〜10月
分布
北海道〜本州(関東・中部より北)
※北海道は発見例がある程度
オサムシと手塚治虫
漫画家、手塚治虫はオサムシにちなんで、名前の最後を「虫」に変えた。1950年頃まで「治虫」を「おさむし」と読ませていた。
アオオサムシの種分化
地域ごとに種分化が進んでおり、同定は難しい。地域や交尾器官で見分ける。昆虫マニアの採集対象として人気。
地域ごとに種分化が進んだ理由は、翅が退化し飛べなくなったため。そのため、遠くへの移動ができなくなったため、亜種などが進化した。
アオオサムシの特徴・生態
体には金属光沢があり、その色味も緑色、赤銅色、青色、金緑色と地域ごとにかなり違う。また、背中に鎖状の筋がある。
地上を歩き回りミミズなどを食べる。カマキリやカミキリムシ、カタツムリ、蛾、甲虫なども食べる。
平地から山地、雑木林の地面や落ち葉の隙間にいて、日中は落ち葉や朽ち木の下にいて、夜になると地上を歩き出す。
アオオサムシ種群に属すオサムシ
アオオサムシ、ミカワオサムシ、シズオカオサムシ、カケガワオサムシ、テンリュウオサムシ。
シズオカオサムシ・・・静岡全体に分布(伊豆半島も)。
カケガワオサムシ・・・シズオカオサムシの西部に分布
ミカワオサムシ・・・シズオカオサムシとカケガワオサムシの分布域の西部に分布
テンリュウオサムシ・・・ミカワオサムシの分布域の北部に分布
アオオサムシの亜種
シナノアオオサムシ、カントウアオオサムシ、アカオサムシがいる。
・シナノアオオサムシ・・・信濃亜種(アオオサムシの亜種)
・カントウアオオサムシ・・・関東平野多摩川以北亜種(アオオサムシの亜種)
・アカオサムシ・・・房総半島南部亜種(アオオサムシの亜種)