もくじ
ニホンカワトンボの分類
トンボ目/イトトンボ亜目/カワトンボ科
ニホンカワトンボの見かける頻度
★★☆☆☆
ニホンカワトンボの大きさ
47~68mm
ニホンカワトンボの分布
北海道〜九州
ニホンカワトンボの成虫が見られる時期
5月〜9月
ニホンカワトンボの特徴、生態
ミヤマカワトンボよりも小型のカワトンボ科。中流域、自然豊かな地方や山沿いの清流などで見られる。
個体数は少なく、多くの都道府県でレッドデータブックに登録されている(東京都区部では『絶滅』、東京都北多摩などでは『絶滅危惧IA類』)。
未成熟のときは青緑色の金属光沢が強く、成熟すると胸回りにその金属光沢を残し、腹全体は青白っぽい粉を吹いたような感じになる(下写真)。胸部は金緑色の金属光沢が美しい。
オスで橙色タイプの翅なら縁紋は赤褐色、未成熟個体は縁紋は白色。メスで淡橙色タイプの翅なら縁紋は白。
オス、メスとも、翅の色が橙色だったり、透明だったりと地域差がある。具体的には以下。
オスの翅は3タイプある
・『橙色』タイプ・・・縁紋は赤褐色
・『淡橙色』タイプ
・『無色』タイプ
メスの翅は2タイプある
・『淡橙色』タイプ・・・縁紋は白
・『無色翅』タイプ
アサヒナカワトンボ ニホンカワトンボ 違い
縁紋で区別できる。縁紋が小さければ、アサヒナカワトンボ。細長ければニホンカワトンボ。
また、ニホンカワトンボの方が翅の中央上の『不透明部分』が顕著で大きい。