もくじ
ノコギリクワガタを見かける頻度
★★★★★
ノコギリクワガタの写真
ノコギリクワガタの分類
コウチュウ目/クワガタムシ科/ノコギリクワガタ属
ノコギリクワガタの分布
北海道〜九州
ノコギリクワガタの大きさ
オス24〜75mm、メス20〜40mm。
ノコギリクワガタの特徴
体は茶色く、アゴが湾曲しノコギリの形をしたクワガタ。
日本国内に広く生息している代表的なクワガタムシである。オスの大顎の内側に鋸のように歯が数多く並んでいることから名付けられた。また、種小名のinclinatusは「傾斜の」という意味であり、大顎の形に由来している。個体数も比較的多く、人々によく親しまれている種である。
ノコギリクワガタの生態、生息する場所
全国で一般的に見られる。平地から山地。クヌギ・ミズナラ・ヤナギ・コナラ・ニレ・ハンノキなどに集まる。
樹液などを吸う。
夜行性で動きは活発。昼でも見かける。
市街地の雑木林など比較的都市環境の要素が強い地域でもふつうに見られる。活動性・適応力が強く、他のクワガタ種よりも個体数で優位になる場所が多い。
木の根元を蹴って地面に落ちたノコギリクワガタを捕まえる
木の根元を蹴って地面に落ちたノコギリクワガタを捕まえるやり方が昔から行われる。これは、木の震動などで枝から落ちる習性を利用してたもので、クワガタにとっての天敵である鳥から逃れる行動である。カラスやヒヨドリ、フクロウなどの鳥が枝にとまった振動を感知して、すぐに落下する。落下している最中も飛ぶことはできるが、あえて飛ばずに地面に落ちて地面の色や枯れ葉の色に紛れる。