クロズマメゲンゴロウは体長9.5~11.5mmの小型のゲンゴロウ。
もくじ
クロズマメゲンゴロウの写真
クロズマメゲンゴロウは神奈川県、埼玉県で絶滅危惧Ⅱ種
クロズマメゲンゴロウは神奈川県、埼玉県のレッドデータブックで絶滅危惧Ⅱ種に指定。近い将来、絶滅する可能性が高い種とされている。むろん、レッドデータブックに記載されていない都道府県でも、単に調査されていないだけで、個体数が非常に少なくなっている可能性がある。
一方で、中部地方などまだ多く見られる場所もある。
クロズマメゲンゴロウの分布
北海道〜九州
クロズマメゲンゴロウの分類
ゲンゴロウ科/ヒメゲンゴロウ亜科/マメゲンゴロウ属
クロズマメゲンゴロウの特徴
胸部と腹部の間、上翅の始まりの境界部分はV字型。
全体的に黒い。
上翅が褐色の個体もいる。
クロズマメゲンゴロウの生態
小魚や小さな昆虫を食べる肉食。
水たまりや冬水田んぼ(冬期湛水。冬でも水を張ったままにした田んぼ)、落ち葉の積もった池など水深が浅く水が涸れない水域に生息。
乾田化や用水路の整備、水質汚染などで、そのような環境はここ半世紀で激減し、その影響で、多くのゲンゴロウ種と同じく数を減らしている。