コクチョウ〜通称、ブラックスワン

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コクチョウ〜通称、ブラックスワン

黒い白鳥。成鳥で全長110〜140cm。カモ目カモ科ハクチョウ属。英名でブラックスワン(Black swan)とも。

水草を食べる。

茨城県のコクチョウ

オーストラリアの固有種で、渡りはしない。日本(茨城県、宮崎県)やシンガポール、ヨーロッパの複数の国に移入、一部野生化している。

中世、黒い白鳥は存在しないと信じられ、無駄な努力を表す言葉として「ブラックスワンを探す」ということわざがあった。ところが、1697年にオーストラリアで本種(コクチョウ)が発見されると、ブラックスワンは「予想外のことが起きること」「常識が覆る」という意味で使われるようになる。金融分野でも「予想できなかった大変動」をブラックスワンと呼ぶことも。

コクチョウ
茨城県のコクチョウ

ところで青いバラも、自然界には存在しないため、長らく「不可能」を表す言葉として使われてきた。近年、遺伝子組み換えによって青いバラが作られると、「夢かなう」という花言葉が付けられた。ただ、遺伝子組み換えまでしなければ実現できなかったのだから、青いバラは「不可能、実在しないもの」の象徴のままでいいような気もする。

くちばしに絆創膏をしているよう
コクチョウの繁殖
初列、二列風切羽は白い
茨城県のコクチョウ
茨城県のコクチョウ
エサをはむコクチョウ

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*PhotoACより

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