キジバト〜ピジョンミルクはオスも作れる

キジバト〜ピジョンミルクはオスも作れる
2021年4月7日

キジバトの分類

ハト目/ハト科

キジバトの大きさ

33cm(全長)

キジバトの分布

全国。

本州以南では留鳥、北海道では夏鳥。

なぜ名前に「キジ」がつく?

キジバトの由来は、体色の模様がキジの雌に似ているためと言われる。キジバトはドバトと異なり、体に茶色の縁を持つうろこ状の模様がある

ドバトとキジバトの違い

・キジバトは首に切れ込みのような白黒(少し青みのある場合も)のストライプがある。翼には茶色の縁のうろこ模様がある。

・ドバトは首のあたりが紫に輝く。翼に黒帯がある。

キジバトの特徴

体色の茶色のうろこ状の模様も特徴的だが、首の左右にある「ほんのり青みがかった白と黒のストライプの刻み模様」の方が印象が強く、これでキジバトと見分ける方が楽である。

むかしは山鳩(ヤマバト)と呼ばれ、山の中に生息していたが、昭和中期以降に都会に進出した。これは近年、オオタカなどの猛禽類が都市部に進出している現象と似ている。

キジバトの生態

木の実や昆虫、木の芽、地面の雑草、ミミズなどを食べる雑食性。

平地や公園、都市部、山間部、山地など分布は広い。

キジバトは真冬でも子育てできる。また、6月から11月にかけて、同じつがいが6回、7回と繁殖を繰り返せる。

ピジョンミルク(別称、クロップミルク、素嚢乳)

多くの鳥はヒナに与えるエサが豊富に採取できる春や初夏に産卵・子育てを行うが、キジバトなどハト類は一年中繁殖が可能と言われる。

一年中繁殖が可能なのは、ハト類は親が体内でピジョンミルク(別称、クロップミルク)という栄養液(素嚢乳)を体内で分泌し、ヒナに直接与えることができるため。親鳥自身が十分に採食し栄養が取れている以上、子育てはいつでもできる。

そのためキジバトは真冬でも子育てすることがある。とはいえ寒さもあるため、真冬に繁殖するケースはそれほど多くなく、6月から11月にかけての繁殖が多い。この間、同じつがいが何度も(1年に6回以上)繁殖を行うことも多い。

ピジョンミルクは非常に栄養価が高い

ヒナが生まれると、親鳥はピジョンミルクを作り始め、ヒナに与えられるピジョンミルクに種子や未消化物など固形物が混入するのを避けるため自らの採餌をやめる。

ピジョンミルクは非常に栄養価が高い。哺乳類の母乳よりも脂肪分とたんぱく質の割合が非常に高いためである。

ピジョンミルクはオスも作る

ピジョンミルクは繁殖中のメスだけでなくオスも作り与える。

赤ちゃん用品メーカーのPigeon(ピジョン)はこのピジョンミルクにちなんで社名を決めたにちがいない、と思い調べたところ、それは関係なかった。

キジバトの写真

キジバト
キジバト