分類:コウチュウ目/コガネムシ科/ハナムグリ亜科
分布:本州・四国・九州など
見られる時期:夏
分布:本州・四国・九州など
見られる時期:夏
もくじ
カナブン Rhomborrhina japonica
カナブンには茶、緑、銅、赤、藍色などいろいろな金属光沢をもつ個体がいますが、その個体差とは別に、アオカナブン、クロカナブンという別種も日本には生息しています。
なかでもカナブンの緑色個体とアオカナブンは似ているので、一目では区別は難しいです。捕まえてお腹側を見てみると区別できます。左右の後ろ脚の付け根が離れていたらカナブン、近ければアオカナブン(またはクロカナブン)。また、アオカナブンの方が体が全体的に細長い傾向がありますが、これだけで判断するのはなかなか難しいようです。
アオカナブン Rhomborrhina unicolor
北海道・本州・四国・九州に生息します。気温が高くなっている今日、昔は見られたのに最近見られなくなった地域が増えています。カナブン緑型個体との違いは以下。
・より金属光沢が強い。
・後脚の左右の付け根(基節)が接している。
・上翅がカナブンより細長い。
クロカナブン Rhomborrhina polita
本州・四国・九州に生息します。分類上はカナブンよりもアオカナブンに近縁な種です。光沢のある黒色が美しいのですが、カナブンに比べくさい、独特の匂いがします。
他のカナブンに比べ、繁殖速度が遅いことが分かっています。そのためもあってか、現在全国的に個体数が減っています。