ホソハネコバチの一種

ホソハネコバチの一種
2025/01/26

ホソハネコバチは羽毛が生えた独創的な形の翅を持つ。

この羽毛の翅を使って、たとえば1ミリに満たないホソハネコバチの一種Paratuposa placentisは、3倍も体の大きい昆虫、アザミウマと同じ速度、同じ加速度で飛行できる。その飛行原理は長年謎だったが、2022年に渦流や揚力が生まる仕組みが解明され、Natureに発表された。羽毛の翅は非常に軽く、少ない筋肉消費ですばやく飛べる、とのこと。

国立大学法人千葉大学のプレスリリース(2022年1月20日 10時00分)最小羽毛昆虫は羽毛状の翅(はね)でどう飛ぶのか?
prtimes.jp
Flight speed is positively correlated with body size in animals1. However, minia…
www.nature.com

ホソハネコバチ科について

見かける頻度
学名
分類ハチ目/ハチ亜目/コバチ上科/ホソハネコバチ科
大きさ0.2〜1mm 飛翔昆虫の中で最小とも
分布
生態
特徴
日本分類学会連合によれば、国内でホソハネコバチ科は29種が知られる。今後も新種が見つかる可能性が高い。

水盤トラップ、ヒットトラップで見つけることができる。

ホソハネコバチ科には、2013年時点で世界最小の昆虫(成虫)Dicopomorpha echmepterygis(オス、体長0.13mm)も含まれ、極めて小さい種が多く属する。


ホソハネコバチの写真

ホソハネコバチ科の一種
ホソハネコバチ科の一種
前翅
前翅(拡大)
複眼。メロンパンみたい
お尻

*PhotoACより

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