ホソハネコバチは羽毛が生えた独創的な形の翅を持つ。
この羽毛の翅を使って、たとえば1ミリに満たないホソハネコバチの一種Paratuposa placentisは、3倍も体の大きい昆虫、アザミウマと同じ速度、同じ加速度で飛行できる。その飛行原理は長年謎だったが、2022年に渦流や揚力が生まる仕組みが解明され、Natureに発表された。羽毛の翅は非常に軽く、少ない筋肉消費ですばやく飛べる、とのこと。
ホソハネコバチ科について
見かける頻度 | |||
学名 | |||
分類 | ハチ目/ハチ亜目/コバチ上科/ホソハネコバチ科 | ||
大きさ | 0.2〜1mm 飛翔昆虫の中で最小とも | ||
分布 | |||
生態 特徴 | 日本分類学会連合によれば、国内でホソハネコバチ科は29種が知られる。今後も新種が見つかる可能性が高い。 水盤トラップ、ヒットトラップで見つけることができる。 ホソハネコバチ科には、2013年時点で世界最小の昆虫(成虫)Dicopomorpha echmepterygis(オス、体長0.13mm)も含まれ、極めて小さい種が多く属する。 |
ホソハネコバチの写真





