フユシャク〜メスは翅が退化し体がむき出し。まるでアリジゴクやカメムシの幼体のよう

フユシャク〜メスは翅が退化し体がむき出し。まるでアリジゴクやカメムシの幼体のよう
2021年1月12日

フユシャクの分類

チョウ目/シャクガ科/

フユシャクの種類

一般にフユシャクと呼ばれる蛾には、フユシャク亜科、エダシャク亜科、ナミシャク亜科がいる。国内では全30種ほど知られる。

ウスバフユシャク

クロバネフユシャク

ウスモンフユシャク

ホソウスバフユシャク

クロテンフユシャク

ウスベニスジナミシャク

ナミスジフユナミシャク

クロオビフユナミシャク

イチモジフユナミシャク

ヒロバフユエダシャク

チャオビフユエダシャク

チャバネフユエダシャク

シロフフユエダシャク

クロスジフユエダシャク

など

フユシャクの分布

種にもよるが、北海道から九州に広く分布。

フユシャクの生態・特徴

フユシャクは冬に活動する。公園などで冬に活発に飛び回るオスの姿を見ると励まされる。普段は木の幹などに擬態しながらじっとしていることが多い。

メスは翅が退化し、飛ぶことはできない。翅がないため、体が向きだしになっていて、その姿はまるでアリジゴクかカメムシ幼体のよう。

メスは腹部先端よりフェロモンを出してオスを呼び寄せる。

フユシャクは夜行性が多いが、クロスジフユエダシャクは昼行性

フユシャクのメスの翅はなぜ退化したか?

仮説だが以下が考えられている。

・冬は昆虫が少なく天敵が少ないため、飛んで逃げる必要があまりなかった。フェロモンでオスを呼び寄せることができるので、じっとしていればよかった。

・繁殖にエネルギーと栄養分を集中したいメスは、余計なエネルギーを要する飛翔自体をやめた。

・低温の冬には俊敏な動きが難しく、メスは飛翔をやめた。

など

フユシャクの写真

クロバネフユシャクのメス(産卵後?)