もくじ
フユシャクの分類
チョウ目/シャクガ科/
フユシャクの種類
一般にフユシャクと呼ばれる蛾には、フユシャク亜科、エダシャク亜科、ナミシャク亜科がいる。国内では全30種ほど知られる。
ウスバフユシャク
クロバネフユシャク
ウスモンフユシャク
ホソウスバフユシャク
クロテンフユシャク
ウスベニスジナミシャク
ナミスジフユナミシャク
クロオビフユナミシャク
イチモジフユナミシャク
ヒロバフユエダシャク
チャオビフユエダシャク
チャバネフユエダシャク
シロフフユエダシャク
クロスジフユエダシャク
など
フユシャクの分布
種にもよるが、北海道から九州に広く分布。
フユシャクの生態・特徴
フユシャクは冬に活動する。公園などで冬に活発に飛び回るオスの姿を見ると励まされる。普段は木の幹などに擬態しながらじっとしていることが多い。
メスは翅が退化し、飛ぶことはできない。翅がないため、体が向きだしになっていて、その姿はまるでアリジゴクかカメムシ幼体のよう。
メスは腹部先端よりフェロモンを出してオスを呼び寄せる。
フユシャクは夜行性が多いが、クロスジフユエダシャクは昼行性
フユシャクのメスの翅はなぜ退化したか?
仮説だが以下が考えられている。
・冬は昆虫が少なく天敵が少ないため、飛んで逃げる必要があまりなかった。フェロモンでオスを呼び寄せることができるので、じっとしていればよかった。
・繁殖にエネルギーと栄養分を集中したいメスは、余計なエネルギーを要する飛翔自体をやめた。
・低温の冬には俊敏な動きが難しく、メスは飛翔をやめた。
など
フユシャクの写真