ベダリアテントウは外来種で、柑橘系植物の害虫イセリアカイガラムシを食べる益虫。
見られる時期:5-7月、サイズ:3-4mm程度、分布:本州、四国、九州、沖縄
ベダリアテントウの生態・特徴
外来種。属名であるVedaliaが名前の由来であることも、この種が日本では外来種であることを表している。ベダリア自体の言葉の由来は、ラテン語が語源、人名由来などが考えられているが、詳細は不明。
柑橘系植物の害虫として世界的に知られるイセリアカイガラムシの天敵であるベダリアテントウは益虫として、農作物の生物防除に用いられてきた。
日本でも100年ほど前に、静岡などでイセリアカイガラムシによる果樹生産への被害が発生した際、外国から移入したベダリアテントウで生物的防除を行い成功した。国内で現在見られるベダリアテントウはその際の定着種と思われる。