分類
ハチ目/スズメバチ上科/アリ科/フタフシアリ亜科/ウロコアリ属
大きさ
体長2~3mm程度
分布
本州〜九州
見かける頻度
★★★★☆
見かける時期
4~11月
ウロコアリの生態・特徴
森の落ち葉の裏や土を掘ると見つかることが多い小型のアリで、大あごが異様に大きく長く、形はクワガタの大あごに似ている。
アリといえば選り好みせずどんな獲物も巣に運ぶイメージがあるが、ウロコアリは森の土に生息するトビムシ(という小さな節足動物)だけを食べる。このように、ある特定のエサしか食べないアリはほかにダルマアリが知られる。ダルマアリはクモの卵しか食べない。
ウロコアリ属には、働きアリがいない種も知られる(社会寄生性アリ)。
ウロコアリの姿はアミメアリに似ている。
ウロコアリとキタウロコアリは似ていて、実体顕微鏡を使わなければ判別は難しい。このページに掲載している写真は、頭部後方側面から生える長めの毛が直毛のため、おそらくウロコアリと思われる(ただし確証はもてない)。
ウロコアリ属のアリの種
日本では現在までに29種が知られる。いずれも区別・同定は非常に難しい。
- イガウロコアリ
- ウロコアリ
- オオウロコアリ
- カクガオウロコアリ
- キタウロコアリ
- キチジョウウロコアリ
- キバオレウロコアリ
- キバナガウロコアリ
- キバブトウロコアリ
- ケブカウロコアリ
- セダカウロコアリ
- ツヤウロコアリ
- トカラウロコアリ
- ヌカウロコアリ
- ノコバウロコアリ
- ハカケウロコアリ
- ヒメウロコアリ
- ヒメセダカウロコアリ
- ヒメヒラタウロコアリ
- ヒロシマウロコアリ
- ホソノコバウロコアリ
- マナヅルウロコアリ
- マルゲウロコアリ
- ミノウロコアリ
- ミヤコウロコアリ
- ヤマトウロコアリ
- ヤミゾウロコアリ
- ヨフシウロコアリ