サイズ
13〜20mm
分布
本州、四国、九州、沖縄
分類
セイボウ科/セイボウ亜科
見かける時期
6〜10月
オオセイボウとは?毒針はある?
国内で大型のセイボウ、オオセイボウです。クロバネセイボウと同じく4つの突起がお尻にあります(下に写真あり)。全身にかけて、青光沢、緑光沢、紫光沢を持つとても美しい虫です。すぐに死んだふりをします。
6~10月にかけて、オミナエシなどの花の周りで見かけます。オミナエシ、なんだかマニアックな花だなと思いつつネットでこの植物を調べて公園で探し、この花を半信半疑で探してみるとセイボウがほんとに飛んできました。しかも、オオセイボウとミドリセイボウ、2種類も。7月のことでした。そのときのオオセイボウで、ふとすぐ目の前にホバリングで停まり、すぐに飛び去って行きました。そのときの感動は今も忘れられません。
幼虫はスズバチ、トックリバチなどの巣に寄生して育ちます。
メスは産卵管という長く太い針を持っており、図鑑などには刺すなどの記述はないものの、一部ウェブ情報では触ったら赤く腫れたなどの情報があります。スズメバチのようないわゆる毒針はないと思われますが、産卵管から分泌される分泌液で腫れたり、産卵管自体が人の皮膚に刺さる可能性があるので、素手で触るときは注意が必要です。