北海道、本州、四国、九州に分布するムネアカセンチコガネ科のコガネムシ。珍しい。
大きさは約1〜1.5cm。
食糞性コガネムシのグループ。同グループの多くは動物糞をエサとする。しかし、ムネアカセンチコガネは近年までエサがわかっていなかった。
最近の研究により、アーバスキュラー菌根菌の胞子果をエサとすることが分かった。アーバスキュラー菌根菌の胞子果を掘り出して、自分で土に掘った坑道内に持ち込んで食すという行動が発見された。
同じく食性や生態の詳細が不明で、なおかつまれに見られるコガネムシにアカマダラハナムグリがいる。