タヒバリは漢字では田雲雀と書き、冬鳥。ヒバリに似ているし、名前にもヒバリとつくのだから、ヒバリの仲間であると思いがちだが、分類学的にはヒバリとは無関係で、セキレイ科の鳥である。鳥に見慣れていれば、たしかにヒバリには見えない。セキレイかツグミの仲間に見える。
見かける頻度
★★☆☆☆ (山梨では見かけるのはまれ)
大きさ
全長16cm前後。
分布
全国(本州以南に生息、北海道は旅鳥)
分類
スズメ目セキレイ科
特徴・生態
セキレイ科の鳥らしく、尾を上下に振りながら交互に足を出して歩く(スズメやツグミは基本的に同時にぴょんと跳ねて歩く)。
農耕機で田起や切り返しをしていると、そのあとをたどるように田んぼで虫などをついばむ様子が見られる。そんなときはほとんど制止せず、撮影には苦労する。
虫以外にも、雑草の種子や落ち穂も採食する。
紅葉が始まる秋頃から冬あたりに全国に渡来、水田や湿地、畑地、草地などに生息する。