見かける頻度
★★★☆☆
ウスイロトラカミキリの分類
コウチュウ目/カミキリムシ科/カミキリ亜科/トラカミキリ族/トラカミキリ属
ウスイロトラカミキリの大きさ
12〜19mm
ウスイロトラカミキリの分布
北海道〜九州
ウスイロトラカミキリの特徴
オスとメスで体長差が大きい。メスはオスの1.5倍ほど大きいことがある。
頭部と前胸背は黒色だが、上翅の色には地域差や個体差などが見られ、金褐色、淡褐色、暗褐色、赤褐色と多様である。上翅にはインク切れを起こしたペンで書いたような途切れた細く白帯(あるいは淡黄白色、クリーム色の線)がある。上翅端も白い。
脇(中肢と後肢の間)には明瞭な白斑が見られる。
ウスイロトラカミキリは、シラケトラカミキリやヤマトシロオビトラカミキリと上翅の模様が似ているため区別が難しいが、上述の特徴を丁寧に見ていけば判別可能である。
上翅の白帯は「火」の「人」と読めるが、シラケトラカミキリもそう読める。
ウスイロトラカミキリの生態
クリやコナラ、クヌギなどの広葉樹の土場や朽ち木、伐採木に集まる。一匹見つければ周辺で複数匹見つけることが多い。
標高800m以上の山地で見つけやすい。