分類:ペリカン目/サギ科/ミゾゴイ属
分布:本州以南(本州・四国・九州・沖縄など)
大きさ:50㎝
鳴き声:「プォー、プォー」
分布:本州以南(本州・四国・九州・沖縄など)
大きさ:50㎝
鳴き声:「プォー、プォー」
首あたりから上は赤褐色、首より下は褐色の全体的に地味な鳥です(成鳥)。喉元や胸元は白っぽい色をしていて、冠羽があります。
夏は本州以南の日本に渡り、冬は越冬のため台湾やフィリピン、中国南東沿岸部に渡ります。
ミゾゴイは絶滅危惧種〜絶滅危惧Ⅱ類
ミゾゴイは絶滅危惧種。環境省レッドリスト2020のカテゴリーは、絶滅危惧Ⅱ類。
日本で繁殖し、冬になるとフィリピンなど南方へ渡る渡鳥です(一部の個体は日本で冬を越すと見られています)。
里山や森の奥深くに生息し、生態も詳しく分かっていません。夜行性と考えられていましたが、現在は昼行性とされています。
ときどき都会に現れることがあり、最近だと浜松城や新宿駅に現れてニュースになりました。渡りの途中に舞い降りたのでしょうか?あるいは、そこで暮らそうと思ったのでしょうか?(下のツイート引用は新宿駅での発見の様子)。
似た仲間にズグロミゾゴイがいますが、こちらは日本に広く分布するミゾゴイと異なり、石垣島・黒島・西表島に生息します。
ミゾゴイの幼鳥・成鳥、オス・メスの違い
幼鳥は成鳥よりも黒色が強く、翼や頭部は白黒のまだら模様があります。オスとメスで大きな違いはなく、一目で区別することは難しいようです。
ミゾゴイの写真提供
瀧田剛也さんより、6月に撮影したミゾゴイの写真をご提供いただきました。
「近づいてもなかなか逃げず、ゆっくり歩いて時々こちらを見ては立ち止まり首を伸ばしていました」
さいたま市 torikeraさんよりミゾゴイの写真をご提供いただきました。
「さいたま市内でタヌキ観察用に設置しているトレイルカメラに、ミゾゴイが写っていました(動画です)。ちょうどカメラの目の前で落ち葉の下のミミズを採餌している場面かと思われます。思わぬ珍客に驚いています(笑)」