シメの分類
スズメ目/アトリ科
シメの大きさ
18cm前後(全長)
シメの分布
本州以南(冬鳥)
シメの特徴
スズメより一回り大きいが、ムクドリやヒヨドリよりはだいぶ小さい。チチッ、チチチと可愛く鳴き、スズメに似ている。
主にカエデ、ムクノキ、エノキなどの種子やモモやサクラなどの果実を食べる。
上下に幅のある丈夫そうなくちばしは、実に30kgもの力を加えることができるという。太いくちばしは、他のアトリ科(アトリ、カワラヒワ、イカル、ベニマシコ、ウソなど)にも見られる特徴で、種子を主食とする生態ゆえ堅い殻をもつ種子を割れるようになった。
両翼の先に不思議な飾り羽を持つ。
目元が黒く、かつ黒目が目立つため、しばらく眺めていると、それが人の表情のように見えてくることがある。
シメの生態
都市部や市街地でも見かけるが数は多くない。里山の電線や山の周辺、雑木林ではよく見かける。
寒い日などに電線や枝に長時間とまっている。
シメのオスとメスの区別
冬羽のオス:目の周りがはっきりと黒い
冬羽のメス:目の周りがうっすら黒い。風切り羽に淡いグレーの羽がある(下写真)。