もくじ
ニホンアマガエルの分類
両生綱/カエル亜目/アマガエル科/アマガエル亜科/アマガエル属
大きさ
2〜4.5cm(オスの方が小さい)
見かける頻度
★★★★★
ニホンアマガエルの分布
北海道〜九州。※沖縄にはいない。
ニホンアマガエルの生息場所
水田の中や周り、公園、側溝、市街地の道路、さらに高山にまで広く分布。雨の日には道路にたくさん出てきて車に轢かれてしまうことも多い。
樹上で暮らす習性を持ち、水辺であってもアシやススキの葉の間や木の上にじっとしていることが多い。また、自動販売機や住宅の樋、物干し竿の上、さらには物干し竿にかかった布団挟みのくぼみにいることもある。
ニホンアマガエルと稲作文化
水田の文化が定着した2千年前からニホンアマガエルは水田の拡大とともにその生息範囲を広げてきたと考えられている。スズメも人家のある地域にしか生息せず、人がいなくなった集落からはスズメもいなくなることが知られているが、ニホンアマガエルもスズメと同じように人の暮らしや文化と強いつながりのある生き物である。
ニホンアマガエルの生態・特徴
鼻から目の後ろにかけて褐色の筋がある。
自分がいる場所の色に合わせて体色を緑、青、茶色と変化させることができ、茶色くなったニホンアマガエルはまるで別種のように見える。
前足、後足の指先に丸い吸盤があり、壁や枝にくっつくことができる。
ニホンアマガエルのエサ
舌を出して小さな虫や小ぶりのクモを捕食する。
ニホンアマガエルの天敵
タヌキ、イタチなどの小動物、サギなどの鳥、ヘビ、タガメなどの肉食の水生昆虫などがニホンアマガエルを食べる。