エンマムシモドキ

エンマムシモドキ

一科一属一種の世界的にも特異な虫で、たしかにそのフォルムは個性的。全国に分布するが、見かけるのはまれ。

日本に一種しかいないエンマムシモドキ科は世界で見てもたった7種? ほど。古い祖先の種がいて、地域分断により種分化したと考えられる。

5〜6月にハルニレなどの樹液にいることが多い。樹液に集まる虫をそのアゴでつかまえて食べる。

上翅の条溝は縦に長く、そして深い。他の虫にはあまり見られない。上述の世界での分布を考えると、太古に考案された模様に思えて、なんだか迫力を感じる。

分類

エンマムシモドキ科

学名

Syntelia histeroides

大きさ

体長10〜15mm

分布

本州、四国、九州

絶滅危惧種指定(都道府県名)

長野県で「準絶滅危惧種(NT)」に指定され、山口県、高知県で「情報不足 (DD)」に指定されている。

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*PhotoACより

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