グロージャーの法則とは?

グロージャーの法則とは?
2021年4月10日

グロージャーの法則とは?

グロージャーの法則とは、動物が住んでいる地域と動物の体色の関係性についての法則。

具体的には、哺乳類や鳥など恒温動物において、高湿度の熱帯地域になるほど(赤道に近づくほど)、そこに生息する動物は、寒く乾燥した地域に生息する動物よりも体色が暗くなる。

鳥類の場合、グロージャーの法則が見られる理由は以下が考えられている。

  • 高温多湿な環境ほど活発に活動する羽毛分解菌に対し、抵抗性を高めるため(暗い色の羽の方が菌に対する抵抗性が高まる。鳥のとって羽毛は大切なのでなるべく菌に分解させたくない)。
  • 高温多湿な地域の土壌は黒褐色になりやすく、暗い体色は保護色となる。

『グロージャーの法則』の名前の由来

鳥類の羽色でこの法則を記述した動物学者グロージャーに由来する。

グロージャーの法則はヒトにも当てはまる

グロージャーの法則はヒトでも見られる。具体的には、赤道付近の地域では肌の色が暗くなる傾向がある。

哺乳類全般でこの傾向(赤道付近の地域で肌の色が暗くなる傾向)が見られるが、これは強い紫外線から皮膚を保護するためと考えられている。

グロージャーの法則が顕著に見られる種

ヒヨドリ、シジュウカラ、フクロウなど。

ヒヨドリは国内でもこの法則がよく当てはまり、沖縄の系統は黒っぽく、東北や北海道など北の系統は白っぽい。