もくじ
夏至とは
夏至(げし)は、日本(北半球)で1年のうち最も昼の時間が長い日のことです。
地球の回転軸(自転軸)は太陽に対して(公転軌道に向かって)傾いていますが、夏至には北極側がもっとも太陽側へ傾くから北半球がいちばん日が長くなると考えると分かりやすいでしょう。
夏至は二十四節気の一つ
夏至は、二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつ。二十四節気とは、1年を太陽の位置で24等分し、その分割点を名前を付けたものです。冬至、春分、秋分、立春、立秋なども二十四節気です。
夏至は何日?
夏至日は年により異なりますが、だいたい6月21日か22日です。
2018年 6月21日
2019年 6月22日
2020年 6月21日
2021年 6月21日
2022年 6月21日
2023年 6月21日
夏至の食べ物、お供え物〜日本の風土が育んだ素敵な風習
夏至にはその地方により、食べるものがあったり、お供えするものがあります。
大阪では夏至にタコを食べる
関西地方、とくに大阪を中心に夏至から数日間の間にタコを食べる風習があります。これは、田植え期でもある夏至の時期にタコを食べ、稲の苗がタコの足のように四方八方にしっかりと根を張り根付くようにという豊作祈願でもあったといいます。
京都では夏至に水無月を食べる
京都では、水無月という、白いういろうの上に甘い小豆(あずき)をのせて三角に切った和菓子を食べる風習があります。
福井では半夏生(はんげしょうのさば)に焼き鯖(さば)を食べる
福井などでは、夏至から数えて11日目の半夏生に、丸焼きの鯖を食べる風習があり、これを『半夏生の鯖』と呼びます。
その他夏至の食べ物、お供え
香川ではうどん、三重ではみょうがを食べる、中国地方や九州の一部では小麦でおまんじゅうや団子をお供えする、関東地方の一部では新小麦の焼き餅をお供えするなどの風習があります。
日本の風土が育んだ習慣は、改めて奥ゆかしいものですね。