ツヤヒメドロムシ

ツヤヒメドロムシについて

見かける頻度		★★★☆☆
学名		Optioservus nitidus
分類		ヒメドロムシ科
大きさ		体長1.5～1.7mm
分布		本州、四国、九州
生態特徴		全体に縦長の楕円形で，上翅の肩付近と先に対の赤紋がある。比較的水質の良い上流域〜中流域で見つかる。河川の石に鋭い爪でしがみつき、石についた苔、藻類、腐植質（落ち葉など由来の分解有機物）を食べる。山梨では、尾白川で見つけることができた。日本に広く分布する。プラストロン呼吸を行うことが分かっている。プラストロン呼吸とは、昆虫体表の水を弾く細かい毛が体表に沿って薄い空気層（プラストロン）を作り、そこから昆虫は気門を通じて酸素と二酸化炭素の交換を行う。水中に溶けている酸素が常にプラストロンに拡散し、逆に二酸化炭素は水中へ溶け出るため、水中生活をする昆虫が水面に上がらずに酸素を吸収し続けることができる。ミズムシ類、タガメやゲンゴロウの幼虫、水生カメムシなどもプラストロン呼吸を行う。