褐色地に白い点々模様があるフグは堤防釣りなどでよく見かけるが、これらはまとめて「クサフグ」と呼ばれがち。
でも正確には「クサフグ」「コモンフグ」「ショウサイフグ」「マフグ」のいずれかである可能性が高い。
白斑の様子や胸びれの上部後方の黒斑や体表の白斑点の様子で区別する。
どの種も肝臓や卵巣など複数の部位に猛毒を持つため、捌いたり、食べたりするのは避けるべき。また、フグを捌いて人に提供するには『ふぐ処理師免許』が必要となる。
「クサフグ」「コモンフグ」「ショウサイフグ」「マフグ」の区別
- クサフグ:ほぼ遠景の小さな白斑点が広がる。目の下に白い斑点はない。お腹や背中に小さい棘が密生する。
- コモンフグ:体表の模様はクサフグと同じく、ほぼ円形の小さな白い斑点。目の下に白い斑点がある。尻びれが淡黄色。お腹や背中に小さい棘が密生する。
- ショウサイフグ:体表の模様は白い網目模様。尻びれが白い。尾びれの下縁が白い。背中や腹部にトゲがない。
- マフグ:胸びれの上後方の黒斑が明瞭。尻びれが淡黄色。背中や腹部にトゲがない。
クサフグの写真
コモンフグの写真
ショウサイフグの写真
マフグの写真
*photoACより