クスサン

クスサン

クスサンは日本の身近な大型のガで、昔はその繭(まゆ)が養蚕に使われた。

オナガミズアオの分類

チョウ目/ヤママユガ科

見かける頻度

★★★★☆

クスサンの大きさ

成虫は大きさ(開張)10cm以上になる。

特徴、生態

幼虫は広く広葉樹(クスノキ、コナラ、クヌギ、クリ、ウメ、サクラなど)の葉を食べる。そのため、成虫を見かけることも多く、身近なガとして知られる。

養蚕として

クスサンが属するヤママユガ科は長野県などでは昔から養蚕として利用されてきた。その繭(まゆ)から絹糸がとられた。

サクサン(柞蚕)から撮れる絹糸は野蚕糸と言われ、ふつうの絹糸よりも弾性やしなやかさで劣るものの、その特有の光沢や糸の堅さが愛された。

ほかにも、ヤママユガ(天蚕)、テグスサン、オオミズアオなどの蛾の繭から絹糸がとられた。

オナガミズアオの写真

*PhotoACより

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